はじめに
毎日 Realforce for Mac(有線)で長文を打っています。前縁が高めのキーボードなので、放っておくと手首が反りやすい。いろいろ試した結果、今は可動式の hillockに落ち着きました。この記事は、なぜリストレストが要るのか/何を基準に選ぶか/hillockを使って分かったことをまとめたものです。
なぜリストレストが要るのか
- メカニカルや静電容量無接点(HHKB・Realforce)のように背の高いキーボードは、手首が反って負担がかかりやすいです。
- リストレストを使うと中立に近い角度を保ちやすく、圧の当たりも分散します。
- いっぽうで**薄型キーボード(Apple純正など)**は、そもそもリストレスト無しでも快適なことがあります。
「合うかどうか」の考え方
- 厚めのキーボードなら、リストレストの恩恵を受けやすい。私が Realforce × hillock で快適に打てるという事実は、多くのメカニカル/静電容量無接点でも相性が良い可能性が高いことの裏返しです。
- ただし最終的な心地よさは、机の高さ・姿勢・手汗・敷物でも変わります。ここは実際に触って確かめる前提で。
家でできる“合う/合わない”のチェック項目
- まずリストレスト無しで数段落打って、手首の反りや痛みを確認。違和感が出るならリストレスト候補。
- 置く位置はスペースバー手前にわずかな隙間を残す(干渉しない)。
- キーボードの脚は基本畳む(前縁が上がりすぎるのを防ぐ)。
- タイピング時は手首だけで捻らず、肘から先ごと動かす。これで負担が軽くなります。
hillock を選んだ理由
メリット
- 手首にフィット:手首全体を受け止め、長時間でも反りが出にくい感覚です。
- 省スペース:バー型と違い長物ではないので、保管しやすい。
- 机上移動がスムーズ:私は「左にトラックパッド/中央にキーボード/右にマウス」でよく移動しますが、可動式なので手首に付いてきてくれるのが楽です。
デメリット
- デスクマットと相性が出る:フェルト系の大判マットだと滑りが悪いことがあります(外すか素材を変えるのが無難)。
- 慣れるまでコツが要る:手首だけで動かすと、前腕の皮膚が机とリストレストの間で挟まって痛いときがあります。肘から先ごと動かす意識にすると解消しました。
失敗しにくい選び方
- 厚めのキーボード → hillock のような可動式や“厚手”から。
- 薄型キーボード → 薄手 or なしを検討。
- 幅は配列に合わせる(60%/TKL/フル)。
- 表面は手汗で決める(汗多め=布、少なめ=PUや木も候補)。
- 最初は**短時間(30分×数回)**で様子を見る。違和感が続くなら高さや置き方を見直します。
まとめ
私の場合、Realforce × hillock にしてから、手首の反りと痛みの出にくさを実感しています。いっぽうで、Apple 純正のような薄型ならリストレストが不要なケースもあります。まずは今の環境でなし→ありの順に試し、心地よい方を基準にすると迷いません。レビューが少なくて悩む人の参考になれば幸いです。